臨床僧の活動の現場は、病院や診療所、医療福祉施設、在宅患者さんがいらっしゃるご家庭などです。 二千数百年前、仏陀が「医王」とも呼ばれたのは、単に病を治す知恵を持っていたからではありません。病僧の垢身を清拭し排泄物の世話をしたという逸話が残されているように、自らがたどりついた悟りの境地を基盤に病人に寄り添い、〝身体〟と〝こころ〟両面のケアを行ったからに違いありません。生と死の狭間で悩み苦しむ人々の声を聴き、その痛みを共にしながら、安心(あんじん)の道を指し示したのです。 現代の臨床僧もまた、患者さんとそのご家族に寄り添い、喜びと悲しみを共有することを目指します。そうした活動は、当然、寺を支える檀信徒さん方も対象となります。戦前まで当たり前のように行われていたという檀信徒さんの看取りが復活することで、失われかけていた寺と檀家の絆が取り戻されるに違いありません。
私たちが取り組んでいる活動
〇病院など医療機関や介護施設、患者さん方のご自宅を訪問しての傾聴活動
〇がんサロンへの参加による患者さんとの交流・傾聴、医療・介護関係者との交流
〇お寺にお越し頂いての傾聴(緑蔭)
〇定期的な勉強会の開催
等
毎年初夏の新茶の茶会、秋の茶会と病院内で好例となった茶会を秋も深まった10月31日(木)に開催しました。お煎茶・お抹茶の席で皆さんと共に語り合うことで良きひとときの共有ができました。
顧問をお勤めくださる、相国寺管長(わかりやすくは金閣寺住職の有馬頼底老師にお越しいただき、自ら茶室帰庵でお点前くださり、尊いひとときをともにできました。
(2019・10・31)
毎週訪問している久御山町岡本記念病院談話室前に看護師さんたちがクリスマスツリーを飾られました。各家、特に子供さんがおられる家では、プレゼントやケーキと賑やかな楽しいイベントが、また街中も華やぐこの季節、院内のベットで過ごす患者さんの心にひとときでも灯りがともりますように。(2018・12・20日訪問 佐野泰典)
京都府と京都府がん患者団体連絡協議会の共催によりピアサポーター養成講座が、11月3日京都府立医科大付属病院、17日醍醐の武田総合病院、24日桂病院を会場に開催、ピア(仲間)として患者(家族、遺族)に寄り添うための心がけ、スキルを身に着けるべく研修会が開かれ、参加を致しました。
初夏の新茶の会、秋の茶話会とロビーでの茶話会を続けております。今回は、お抹茶席とお煎茶席で135名もの方とのご縁ができました。和のひとときをご一緒して、心の声をお聴きし、病院での不安な心が少しでも和らぐことになればと願います。
緩和病床での患者さんの看取り・見送りの後、担当医師・看護師・療法士の治療に関わったスタッフによるデスカンファレンスが行われます。治療や介護・看護を振り返り、患者さんを振り返ることで、患者さんにあらためて寄り添われます。臨床僧として関わりのあった患者さんのカンファレンスに参加することでスタッフの方々の心の声も聴き、スタッフ一員としてさらなる向上を目指してまいります。
暑さも残る9月8日、宇治は万福寺の布袋さんの縁日にあわせ、武田病院のがん患者さんたちのサロン「醍醐さくらの会」の皆さんと、法林院の林住職のご縁で法堂でしばしの坐禅体験、また茶堂会館ではお煎茶の方円流のお点前でしばしの閑けさに心を洗い、法林院では、昼食をとりながらの歓談で皆さんとともに初秋の一日を楽しみました。(2017・9・8)
岡本記念病院談話室に患者さんが、娘さんや看護師さんたちと丁寧に折り紙細工を作られ飾っていただきました。特に娘さんと共に折り紙をしながら、心を通わせあいながらの作業は、実に尊いことです。作品展示が話題となり、病院スタッフの方々も大勢見学にこられました。ともにお茶を喫して、しばしの和みのひとときとなりました。 (2017・713)
毎週木曜日の午後に訪問している病院のロビーフロアで新茶を楽しむ会を開催、患者さん家族さんスタッフの方々と煎茶・抹茶を呈上しながら楽しい時間を共有できました。久御山の当地も宇治茶産地ですので、お茶に詳しい方も多く、話も弾みました。またこんな機会をと思います。
病院ロビーに竹製の移動組み立て式茶室 歸庵(きあん)にて本格的なお茶室が来訪者の目を引き、みなさんに喜んでいただきました。
今年は、病院での活動が始まった年でありました。特に緩和医療病床での活動ということで、緩和医療の医師や看護士、顧問の長倉師などから学び、また私たちも独自の研究会をもって、未だ人少の会ながら一歩も二歩も歩みを進めた年でありました。社会的にも、私たちの宗門のなかでも認知された活動とはなっておりませんが、病気などで苦しむ方々の伴走者として、本分尽くしてまいります。
画像は、岡本記念病院を訪問した際(12月29日)に、持参した南天です。皆さんの難が転じますように。
墨蹟は、相国寺の有馬頼底管長様です。
佐野泰典
今日の岡本記念病院訪問です。三連休のクリスマス前の連休、年末年始をなんとか自宅で過ごしたい患者さんも多いのでは無いでしょうか、少し入院患者さんも少ないようでした。1階ロビーの患者さん家族さんたち皆さんからの意見掲示板をじっくり見てきました。病院の医師看護師スタッフの方々への感謝の意見、健康な時にはやり過ごせる事でも、病気からナーバスになって立腹される意見など、そんな皆さんの癒やしの場となれるよう緑蔭活動が病院に必要とされるよう務めたいものです。今日、待機の談話室で数名の家族さん方に話しかけました、みなさんお正月は自宅でと待望されている様子でした。よき行く年来る年をと思います。いつもの談話室にはクリスマスツリーが。年内あと1回の訪問です。
10月からの久御山町の岡本記念病院の緩和病棟での緑陰傾聴活動は、毎週木曜日午後に会員が訪問しております。宇都宮の斉藤クリニックでの傾聴活動、がん患者サロン、ご遺族を中心とした語らいの場への参加、又、会員それぞれが、滋賀医大での長倉伯博先生の集中講義医の倫理講座での医学生看護学生との合同講義受講、京都府のがん患者団体連絡協議会のピアサポート研修を受講して自己研鑚をつみながら活動をしております。
10月より開始した久御山町の岡本記念病院緩和病床の訪問も3回目となりました。談話室をお借りしてともにお茶をいただきお話を聴かせていただいております。この病院でも「よき友」となれますよう精進を重ねてまいります。
(2016・10・20)
宇治から久御山へ移転した岡本記念病院には、最上階7階に緩和病床があり、ここの談話室にて患者さん方の心の声を聴かせていただく「緑陰」を基本毎週木曜日午後に訪問することになり、本日10月6日初回が開かれました。
今日の秋の澄みわたる空のように、皆さんの心も少しでも晴れることを願い夕焼けのなかをお寺に戻りました。
5月7日15:00から、円町の法輪寺で三回目の研修会を開催しました。今回の講師は、本願寺派の長倉伯博さんにお願いしました。20年以上にわたって先駆的な活動をしている長倉さんの実践に基づいたお話を聞き、一同大きな刺激を受けました。長倉さんは、当会の顧問でもあります。今後も、こうした機会をつく理ます。今回、都合で参加できなかった皆さんも、是非、参加して下さい。
事務局
緩和病棟の看護師さんを講師に、コミニケーションの重要性やそこからの受容や共感、そして今回は私たち僧侶が余命いくばくもない患者さんのベットサイドでの傾聴という場面設定でロールプレイを実践指導いただきました。一瞬一瞬一瞬の心の動きや、その読み取りあらためて傾聴のありようを実践練習いたしました。活動をはじめて五年、これまで、こうした場面に出会うことがほんとんどなかったわけですが、緩和病床に臨床僧として関わることになれば当然にこうしたこともあるでしょう。
「悲嘆に共感し相対す」を旨に、己に向き合うことをあらためておもいました。
次回は、五月七日(土)私たちの先駆者鹿児島の長倉伯博師(浄土真宗本願寺派の和尚さん)を講師に開催します。
永年緩和ケアに携われる宇治徳州会病院の川上明先生を講師に緩和ケアについて学びました。緩和医療の定義や今日的課題、現場でのかかわりの持ち方、傾聴の基本、我々宗教者への提言、これから緩和ケア病床での活動が始まろうとする。
特に、相手に如何に無心に相対していくかということの重要性と、禅の修行に通じることをあらためて思いました。
次回は 緩和ケアの現場で働く看護師さんを招いて
4月9日 午後3時から だるま寺で行います。
平成27年度の『ピアサポーター養成講座』の第一目が開催されました。『臨床僧の会・サーラ』が参加してる『京都府がん患者団体等連絡協議会』と京都府の共催です。今回は34名の方が参加し、緩和医療やコミュニケーションの専門家から話を聞きました。参加者の多くが、がんの経験者で、自分の経験を生かして悩み苦しむ患者さんに寄り添いたいということでした。
第2日目は11月14日(土)に、京都市立病院で開催されます。ロールプレイを中心にした実践的な講習です。当日の参加でも受け入れます。是非、宗教者の存在感を示して下さい。
尚、第三日目は11月28日(土)に、宇治徳洲会病院で開催されます。
9月も終わりましたが、数年來関わらせていただいた患者さんとの別離がありました。こうした活動には別離は避けて通れないことですが、この季節特有の侘びしさと相まって寂しい思いもいたします。また府庁の会合では、ここ数ヶ月のうちにお身内を亡くされた遺族の方々の、心からのさけびを聴かせていただきました。子供さんの前では言えいこと、みせたくない顏、いろいろとあるものと思いますが、皆さんのお心に花が開く日を念じて、今日は
今が盛りの自坊の芙蓉を画像につけました。
(佐野泰典)
昨年のピアサポーター養成講座で知り合い、衣笠塾でもともに参加していたサバイバーでもある前田さんが新しいサロンを開設され、発会式が行われ、参加しました。働く世代の方々でがんや病気に悩む人々にとっての拠り所となるよう願います。
基本 毎月第2水曜の夜6時から
四条烏丸上がる 四谷学院ビル 3階
ファイテンさんが全面的協力で会場提供されてます。
6月29日と8月28日の2回、姫路の龍門寺で修行される中高年出家者の方々、龍門寺一派の和尚さん、世話人さんたちに臨床僧活動の体験・経験談をお話しさせて頂きました。もとは,企業や一般社会におられたわけですから、より「苦」の世界も私たちより現実を見てきておられる方々です。9月に龍門寺での修道生活に区切りをつけられることから、今後の本格的な宗教者としての歩まれます。
私たちの活動の同志となられることを願ってます。
写真はコンフォートハンドを少しばかり体験頂きました。
宇都宮斎藤医院を訪問しての傾聴活動、京都市内での患者サロンでの患者さんや家族さん方との交流を通じた傾聴活動など活動を継続しております、各方面であらたなご縁も頂戴しております。顧問の早川一光先生での衣笠塾が開かれました。体調を崩されておりましたが、今日はすこぶる体調も良く、かなりお元気な様子で嬉しく思いました。「坊さんは もっと心の問題をなんとかせんか」と今日も叱咤激励をうけました。医師が本当に患者サイドにたっていないことも憂慮されており、老医師のとことんまでの「赤鬣魂」を感じた次第です。
醍醐の武田総合病院でのがん患者サロンの加藤先生世話人の看護士の岸本さんたちよりお誘いをいただき醍醐寺でのお花見に参加しました。あいにくの雨模様で,桜も散り初め状態でしたが、醍醐寺様のご厚意ですべてフリーパスの入場券にてお寺の散策お参りもいたしました。金堂のご本尊は、病を救って下さる藥師如來です。皆さんとお参りして病苦平癒をお願いいたしました。
昨秋以来の開催となりました。衣笠界隈も桜の開花がはじまりました。91歳を迎えられた先生の、九十歳の大きな坂道を越えるご苦労、老・病について、畳の上で死を迎えることの難しさ、ご自身が医師として患者にかけてこられた「あんたも年やさかいな」という語りかけについての自省の言葉など、一語一語をかみしめたいと思います。
(佐野泰典 記)
2015/03/25 京都府庁にてがん患者サロン葉月プラナスの会が開かれ、勉強会も開かれ、第二日赤病院ソーシャルワーカーの先生、肺がん闘病中の患者さん、男性で介護される方々のお話を拝聴しました。みなさんそれぞれ重いものを抱えながら一生懸命に歩かれてます。
中にはのしだれ桜がほころび始めてました。みなさんの心にも花咲くことを念じてます。
しばらく更新を怠っておりましたが、京都市内の病院などでのがん等での患者さんや家族さん、遺族となられた方々が集うサロンが各所で開かれておりますが、参加させて頂き、自坊(法輪寺)もこうした役員方の会合の会場に提供したりと、
私自身もお寺も、皆さんと「良き友」となるよう務めております。
皆さんとお話ししたりしておりますと、「縁があったんだな」と思うことがしばしばあります。禅録や仏典にも「おまえさんとは前世で〇〇の因縁があったのだ」という話がありますが、やはり「御縁」とうものはあるものだとつくづく感じます。良き縁をなすよう務めてまいりたく思ってます。 佐野泰典
宇都宮の齋藤内科で在宅医療で患者さんと交流を深めております。定期的に訪問して病院内で皆さんのお話を聞かせて頂いたり、先生の往診に同行してお話しを伺っております。
秋深まる日々です。定例の衣笠塾を開きました。
看護師の藤井さんより、看取りの現場での所謂「エンゼルケア」の手順を学び、現場での医療者・看護師さんたちの実際をお聞かせいただき、誰もが「いつかは」迎える、「その時」の安寧とは如何に を考えて参りたいと思います。
次回は、11月21日(金)午後6時~8時
京都市上京区 円町の 法輪寺(だるま寺)にて行います。
「いま 垣根をこえて 命・いのちのはなしをしよう」に参加
サーラの会の良き理解者であり、月に2回傾聴活動で東京の河又師、福島の永崎師がお邪魔している宇都宮の斎藤芳国先生玲子先生の御縁で栃木県立がんセンター名誉所長小山靖夫先生、清水秀昭所長他医療関係者の皆さんと首題のテーマのセミナーに参加しました。
「垣根を越えて」という課題・命題についてお話し合いが出来、医療従事者の方々の思いを聞くことができ、病院に「あたりまえ」に僧侶がいて寄り添うことへの期待を述べられ意を強くいたしました。
私たちを温かく迎えて頂いた斎藤先生、奥様スタッフの方々ありがとうございました。
長倉先生による滋賀医大での集中講義「医の倫理」に龍谷大学院生や学外参加者による事前学習が十月十五日、龍谷大学大宮学舎にて行われ、臨床僧の会サーラの理念と活動についてお話しする機会を得ました。医療と宗教の連携は、ずっと提言されてますが、現実は、なかなか埋めがたい溝も多く、関係が深まることで少しでも「苦」に直面される方々の痛み(痛み)が癒えて軽くなることを念じます。
この方面の先駆者長倉先生や広島の徳永先生、福岡の山内先生、そして龍谷大学の早島先生に久方ぶりにお会い出来て嬉しい一時でした。
がん患者(家族・遺族)に寄り添うためのピアサポート養成講座が三回にわたり行われ、10月4日最終の講座が終了しました。がんで苦しむ方々にピア(仲間)意識をもって寄り添うことの大切さ重要性を学び、宗教者としての立場でパネルディスカッションに参加させていただきました。会場の宇治岡本病院から京都駅へ戻りますと、京都タワーがピンクにライトアップされてました。ピンクリボン運動の一環、乳がんの予防、検診への啓発を勧奨する運動です。乳がんに限らず、自身の健康にお互い気を配りましょう。
2014年9月27日(土)~28日(日) 京都府立医科大学花園校舎グランド
秋晴れに恵まれた好天のもと開催されたリレーフォーライフに参加いたしました。
今や、世界的な運動になった リレーフォーライフの運動ですが、この運動の趣旨は命をつなげるウォークラリー、すなわち歩を止めることなく
祝う(命あることへの感謝と喜び)
偲ぶ(がんで亡くなった方への追悼)
立ち向かう(がんにめげない)
顔見知りの方々も多く、夜更けまでともに歩み、またお話し合いをしたりと交流を深めました。
この活動のシンボルカラーは、パープルです。朝焼けの色
~朝の来ない夜はない~
土砂降りの雨でも止まない雨はない を祈りつつ
9月13日・10月4日 宇治 第二岡本病院
9月27日 京都市立病院
主催 京都がん患者団体連絡協議会
がん患者(家族)に寄り添うために、ピア(仲間)としてサロン活動や、傾聴の活動をするのに必要な心がけなどをまなぶ講座が 9月13日・9月27日・10月4日と、開かれており、出席しております。
特に、ロールプレイ(想定問答)では、「診断の結果、余命を宣告されました、如何に生きたら良いのでしょうか」という、実に深くて重い課題を、皆さんと共に、考え、そして討議しました。
参加者の中には、サバイバー(がん経験者や闘病中)の方もおられ、その実体験をお聞きする、実に内容の濃い研修でした。まさに現成公案に参じております。
2014年9月26日(金)
清秋を迎えました。会を重ねている衣笠塾、今回は、先生より「資格とはなんぞや」と教授いただきました。サーラの会設立以来、先生は「おまえさんら坊さんは、すでに坊さんの資格があるんだから、その資格を持って、堂々と病院でもどこでも行きなさい、ことさら医療や福祉の資格などいらん、心で看て、手をとりあうことに理屈はいらん」と、僧侶坊さんの本來の姿は、かくあるべし、と喝破いただきました。
この激励をありがたく思った秋の夜でした。
次回は、10月23日(木)午後6時からです。
「看取りの場に 立ち会うこと」として訪問看護に携わられる看護師さんよりお話しをいただきます。
お盆行事もすんで、8月28日衣笠塾でした。テーマは「看取り」現代社会では、家族であっても最後に立ち会うことが難しいことも多いのです。今後、ますます高齢化が進み、多死社会を迎えます。一人一人逃れることのできない「その時」をどう迎えるか、先生は、看取りとは、「手」で「見る」ことなりと示されました、実際に手で触れて、確かめる、そして手で対話をする、看取る側と看取られる側との「両鏡相対する」関係の構築を教示いただきました。大変深いテーマですが、最近、私たちの他に、看護師さんや医療関係の方々の御参加もいただき、活発な意見交換をしてます。次回は、訪問看護に携われる藤井京子さんにより、今回のテーマをさらにふかめて、医療現場での看取りのありよう~その実際~について学びます。
9月26日(金)午後6時より です。
「衣笠塾」2014/07/29
炎暑の最中での開催、今回のテーマは、緩和医療(ケア)と宗教者の果たす役割でした。WHOの緩和ケアについての定義でもスピリチュアルな面のケアが定められてます。この分野でのケアについては、われわれ宗教者が深く関わるべきことではないでしょうか。参加の方々と様々に意見交換いたしました。
終了後に今年の前半をおえて、ささやかなお茶会をいたし、先生の奥様が裏千家の教授であられ美味しい御抹茶をたてていただきました。次回は8月28日(木)午後6時より
テーマは
「看取り」に関わる将来的な諸問題についてです。
猛暑到来の時節です。ほぼ定期的にお伺いしている京都府庁での集いに参加しました
基本 第四水曜の午後に会合がもたれております。
お伺いして、お元気な笑顔に接することが嬉しいことです。
画像は、府庁中庭の緑蔭、清々しい緑の濃さです。
~人生いたるところ青山あり~
(2014/07/23)
6月26日 恒例になった衣笠塾を行いました。今回は、東日本大震災被災の高校生の詩から、宗教者としていかに寄り添えるか、共感できるかという根本的命題について話し合いました。
次回は 7月29日(火)です。
宇都宮の斎藤医院での患者さん方との交流の輪も広がり、みなさんと「良き友」になれつつあります。
5月22日 衣笠塾が開かれました。
最近は、僧侶以外の方々のご参加もあり、多方面から様々な問題課題についてアプローチしております。
今月の「衣笠塾」テーマは、死学。
昨今いかに死を迎えるかという話題を耳にします。誰しも、理想の死に方はあるかもしれませんが、死に様はその人の生き様でもあります。様々な見解を衣笠の地で、皆で勉強しております!
4月4日に武田病院の『醍醐さくらの会』の花見に参加してきました。昨年は葉桜でしたが、今年は満開でした。皆さんと一緒に、花吹雪気持ちよかったです!
男性が仕事を持ちながら妻や親の介護看護をされる方々を支援する会があります。福祉制度が整ってきたとはいうものの実態は、厳しく過酷な現場があります。とりわけ男性が介護するということには、様々な点で今の日本の社会では、受容されていない面もあるようです。そんな問題に直面する方々がお互いの情報交換や、語らいの場を設けることによって少しでも楽になるようにと世話人さんを中心に活動されてます。がん患者会からの縁で、この方達とともに研修をして語り合う会をもちました。
睡眠時間を削り、自分の時間もなく、ぎりぎりの生活をされる方達の「苦」が少しでも癒えることを願わずにはおれません。
「介護福祉制度のさらなる充実」が切迫している事実を垣間見ました。
前回の脳死状態についての問題から今日は植物人間の状態やその治療について学ぶ予定でしたが、がん患者サバイバーの御参加も有り、患者さんの視点からの医療のあり方などに話が及び、先生の話の中から「死学」という新しい言葉を聞き、どう死んでいくか、死を迎えることとは、なかなか病室や患者さんを前に話しにくいことについて意見を交換しました。次回も討論を続けたいと思います。
お彼岸も過ぎ、一日一日春の足音が近づき、桜の開花もはじまりました。寒かった冬を乗り越えて、府庁中庭のしだれ桜も開花してピンク染まりつつあります。雨模様でしたが、参加者で花をめで、世話人さんんが桜の香りの紅茶をいれて下さり、手作りの桜のクッキーをいただきました。日々のなかでは、凹んだりすることも多いですが、お互い花を見習って、心に花を咲かせましょうと励まし合いました。
斉藤内科小児科医院(栃木県宇都宮市)
院長 斎藤芳國
臨済宗南禅寺派月洲寺の河又宗道住職に、昨年10月から月1回当院にお越しいただき、1日5名程度の患者さんとお話ししていただいています。本年2月末までに12名の患者さんとお話ししていただきました。なかには複数回(最高5回)お話しされた患者さんもいます。
この会を始めて5ヶ月がたち、患者さんに河又住職とお話しされた感想を聞いてみました。
参加された患者さんは男子が1名、女性が11名と圧倒的に女性が多く、年齢は50~90歳代で、様々な悩みや不安を持っておられます。
大病を患って入退院を繰り返している方。ご主人が突然亡くなられ、その後うつ状態になった方。ICUで生死をさ迷い、退院後体調がすぐれない方。家族の介護で若い頃から長年大変な苦労をされ、現在、ご自身も体調を崩され入退院を繰り返している方。息子夫婦に全く生活の面倒をみて貰えず、毎日ひとりで妻の介護をしている高齢の方。仕事上の悩みを持った方などです。
会話はお茶を飲みながらリラックスした雰囲気の中で行われ、終了後の感想は、全ての方が「気持ちが楽になった」とのことです。
更に、「すごく楽しかった」「親身になって貰って有難い」「何を言っても、ニコニコして受け止めていただいた」「他人には話せない長年の苦労話を聞いて貰い、気持ちが落ち着いた」「一方的にしゃべったが、それを受け止めてくれた。初めてお会いした割には話しが弾んだ。話してよかった」「悩んでいることに寄り添っていただき有難うございました。住職を身近に感じた」「優しく話を聞いていただき有難かった。モヤモヤがとれた感じですっきりした」「別に悩みがあって行ったのではないが、好きな言葉の話しをして楽しかった」などの感想がありました。
これらの言葉は、私の37年間の診察で聞いたことがない感動的な内容でした。
お話の最後に、小さな白い紙に患者さんとの語らいをまとめた言葉を書いて、その場で解説・説明して一人ひとりに渡して下さるそうで、皆さん感動しておりました。
「中国へ行って修行してきたのかな、と思うほど字がとても上手。大切に財布に入れております。よい経験になりました」とおっしゃる方がいました。
会話する時間について多くの方が「これぐらいの時間でいいのでは」と言われていましたが、3名の方が「もう少し時間が欲しかった」と言われました。「また次回も話してみたい」と言われる方もいて、この会を始める前の「患者さんが来てくれるのか」という心配が嘘のようです。今後、もう少し回数を増やす必要があるのではないかと感じています。
現在、多くの患者さんは身体の病気と共に、日常生活のストレスによるこころの悩み(病気)を同時に患っておられます。この両者を治さないと、患者さんは健康であると感じることができません。前者にたいしては、全てではありませんが、私は医師として対処できるのですが、後者に対しては能力的にも時間的にも全く無力です。
そこで、河又住職にお願いしたのですが、これまで書いたようなとても素晴らしい結果が得られました。改めて、厳しい修行をされた住職の力に感動しました。
今後、河又住職に続いて多くのお坊さんにこのような会に参加していただき、少しでも多くの患者さんのこころの悩み(病気)を治せたらと願っています。
最後に、河又住職におかれましては、お忙しい日々にもかかわらず、遠くから当院にお越しいただき、患者さんの気持ち(こころ)を幸せにする貴重な時間を設けていただいたことに、深く感謝いたします。
今後とも、よろしくお願い致します。
48歳女性 平成22年卵巣がん発症
斎藤内科医院に河又住職がいらっしゃってから、私は毎回、話を聞いていただいています。
一番最初にお会いした時、私自身どうしてよいのかわからないくらいの精神状態でした。父の発病、私のがん再発と重なり、気持ちが本当に辛くてどうしたらよいのかわからない時でした。
そんな時に、私の気持ちを受け入れて、ただただ優しく話を聞いてくれた住職にどれだけ気持ちが救われたかわかりません。本当に気持ちが辛い時に、ただ気持ちを受け入れて話を聞いてもらえるということが、どれだけ有難く、助かったことでしょう。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
その後も、毎回住職に話しを聞いていただいていますが、あるがままの私を受け止めて下さる住職の存在は、本当に今の私には必要であり、精神的な支えでもあります。
自分自身と向き合い、話を聞いてうなずいてもらえる。常に受け身の心でいていただいている住職の存在を本当に有難く思っています。
月に一度でも、自分の辛い気持、泣きたい心の中を打ち明けられる人がいるというだけで、人は頑張ることができるのだと思いました。社会的な関わりや先入観などない存在の方が、ただただ話を聞き、気持ちを受け入れてくれるだけで、一歩踏み出す勇気が湧き、頑張ろうと前向きな気持ちになることができます。
住職は、答えは何も言わず、方向性だけを示してくれます。そんな会話がまた心穏やかに、そして優しい時間となり、自分自身で考えることができます。
住職とお会いしてから、毎日仏様に手を合わせる時間が少しだけ増えました。先祖代々と続いていくことの意味、そして私自身、子供たちに繋いでいく意味や気持が少しだけわかってきたような気持ちになりました。(実際には何もわかっていないと思いますが、考える時間に意味があると思います)
「ただ泣くだけでもいいし、お話ししてもいいですよ。好きに時間を過ごして下さい」と、いつもあるがままの私を受け入れてくれる住職との時間は、私の心のオアシスであり、精神的な支えです。
本当に、〝ただ気持ちを受け入れてくれる〟という存在は、実はありそうでないものです。そんな場所があるだけで人は気持ちが強くなれ、一歩踏み出す勇気をいただけるのです。
いつまでもいつまでも、私の心のオアシスでいていただけたらと思います。そんな存在、場所をつくってくれた斎藤内科医院にも感謝しています。
神戸のポートアイランドにある、がん診療の病院ですが、低侵襲とは、「小さくみつけて やさしく治す」を理念に、できるだけ手術などでの切除を避けて放射線や抗がん剤治療で治癒を目指しておられる2013年4月に開院の新しい病院です。
祥福寺での修行時代からの御縁です。真人会(法話会)の有志の方々による院内でのお茶会に参加しながら、コンフォートハンドを患者さんはじめ、院内の先生や看護士さん職員さん方に体験いただきました。みなさんに喜んで頂いたことが何より嬉しいことでした。
春風待ち遠しい時節です。先生もお元気でいつもの笑顔で私達を迎えて下さり、脳死について教授いただきました。脳死については、宗教界でも我々の宗門でも議論されてきました、從來からの死の提議や概念、また脳死の問題では、臓器移植の問題、そこにある倫理観、生命観など、先生からも、「おまえさんたちはどうだ」とただされ、
現成公案に参じた次第です。
こうした問題にも、正面から向き合う必要を、我々臨床僧は、あらためて思いました。
次回は3月24日(月)午後6時から8時
今回の脳死の問題から「植物人間の状態と脳死」について学びます。
大寒のさなかですが、本年最初の衣笠塾、会員が集い、主題について講義を受ける、医学は、患者の幸福=治癒をてにいれるべく、どんどん進んで、いまでは、臓器移植、体外受精、IPS細胞、遺伝子操作、・・・。諸手をあげて歓迎すべきことなのかどうか、先生は、「私達の医学生のころは、人間ということを倫理・哲学・宗教・国学、勿論時代で儒学など三年間みっちりと学んでから医療に入ったのだ、と仰せで、現在の医学部に欠落する何かを憂いておられ、さらに、山のあなたの空遠く 幸いすむと人のいう・・・」の詩を吟じられ、「君たち坊さん、もっと命について檀家さんや皆さんに説いてくれ」と叱咤され、会員相互で行く末について深く考えました。
次回は 2月24日(月)午後6時より
「脳死について」 学びます
新年最初の会合、厳しい寒さのなかでしたが、みなさん元気に参加され、
「ふらっと」の集いには、15名が、また引き続いての「葉月プラナス」の
がん患者サロンでは、勉強会で
「婦人科がんの現状と将来」
京都府立医科大学大学院女性生涯医学科 黒星晴夫 先生によるお話しを拝聴
早期の受診の大切さを力説されました。
続いて 沖縄よりお越しのがんサバイバー(声帯を失って、食道発声によって声を取り戻されています)
「がんと闘う」 沖縄声友会会長 田名勉さんより、体験談、患者会の現状などお聞きしました。「多少の不自由はあっても、不幸ではない」と何度も話され、患者会活動を通して日々に皆さんに力を与えておられます。
(画像は府庁中庭の大しだれ桜の冬の姿です、冬の間力を蓄え春を待ってます)
今年より、府庁前の第二日赤病院のがん患者サロン「和の会」へも参加して参ります。
今年最後の会合でした、クリスマスに因んだ、手作りクッキーやケーキを世話人さんが用意下さり、また御茶のエキスパートの会員さんが、美味しいアッサム紅茶を入れて下さり、それぞれ近況報告をして来年を期して、また一日一日積み重ねていきましょうと約しました。
参加しながら、多くの事を学ばせて頂いております。
画像は、手作りのお菓子と紅茶です
今年最後の衣笠塾が2013年12月21日に幸・人間総合研究所にて教授頂きました。
今回のテーマは、病と病気について、語源から説明され、様々な要因(加齢老齢・不養生・使用期限オーバー等)によって引き起こる「病」も「氣」にしなければ、「病気」にならない「病」でとまるとのこと。病であっても、少しでも幸福に安楽に過ごすことの大切さを説かれ、今後は、医療関係者と宗教者の連携の大切さを語られました。
回を重ねている衣笠塾、来年も回を重ねられるよう勤めて参ります。
先生1年間ご教授ありがとうございました。
継続的に参加して取り組んでいる、がん患者会への参加ですが、京都がん患者団体連絡協議会主催による、ピアサポーター養成の講座が、この秋四回にわたって開催されました。開催日が土曜であるため、お寺の用事と重なり、なかなか受講できなかったのですが、最終の講座に皆さんと一緒に参加して、ロールプレイなどで実践を積みました。
ピアとは仲間のこと、サポートとは支援、がん患者の方や、そのご家族に寄り添い、ともに考え、悩みや苦しみを共有し、支援をするという活動です。活動の基本は、傾聴ということになります。この日、様々な職種の方が老若男女問わず、大勢参加されました。
それだけ「がん」という病が身近になったことと、なんらか「人の役にたちたい」という志を持った人たちが多くあるということに、あらためて、僧侶の我々こそが、率先して取り組まねば、研鑚を積まねばと思いました。
毎月第4水曜日の午後に京都府庁内NPO支援センターを会場に、患者会と遺族の集い「ふらっと」があり、御縁ができて参加しております。
今日、お越しになった方で、ご主人がリンパ腫で闘病中で、奥様も看護しながら心も折れそうになる時、自分自身に言い聞かせるように、また念じて、「来年の桜が一緒にみれるように」「その次の年も」と丹念に紙をおって、桜の花玉をお作りになられ、参加者にプレゼントされ、私もいただき、仏さまに願いを届けました。
『冬来たりなば春遠からじ』
紅葉の美しい、平成25年11月25日、場所は、京都達磨寺に国際交流基金による事業の一環で、マレーシア・インドネシアのムスリム(イスラム教徒)の方々を招いて、日本文化や思想を学ぶ事業の一部に、「宗教者が医療や福祉に関わる」ということで、代表の佐野がお話しをして、意見交換会を開催しました。質問では日本の僧侶と檀信徒や一般の方々との関わり方や、仏教の思想、はては輪廻のことなど多岐にわたり、参加した女性から「このままでは日本の寺院も衰退していくのではないでしょうか」と指摘を受け、実に日本の実情を学習して望まれていることに「どきり」としました。和やかなうちに茶話会もご一緒して、互いの国のことを相互理解するよい機会でした。
発会以来の御協力をいただき、コンフォートハンドを教授いただいた宇都宮の斎藤医院の斎藤芳国先生、奥様の玲子先生はじめスタッフの方々とともに月一回、「身体と心の健康のサポート」ということで、患者さん達と語らいの場に、東京の月州寺河又和尚が伺っております。
11月11日 午後1時から6時
滋賀医大の医学生・看護学生に長倉伯博先生がご自身のビハーラ活動を通じての「人として患者さんに接する」ということを様々なご経験や症例から講義され、その後、学生さんたちと私達宗教者が、症例に基づいて「あなたならどう対応する」「どう接するのが理想的か」といったことをディスカッションしていく、学生さんたちも真剣に考え、時に、宗教的にどうなのですか というような質問をしてくる、感想として、人の死ということを、とてもピュアにとらえているように感じ、特に長倉師が、症例の結末を語られるときには、涙を浮かべている学生さんも多い、今日の講座の涙を忘れることがないことを祈りたい。
そして、私達宗教者も伴走者であることを知ってもらい、また医師や看護師になられた曉には、大いに活用して欲しい。
因みに長倉伯博師は、仏教伝道協会による仏教伝道文化賞の沼田奨励賞を受賞されたことは私達にとっても喜びであり励みにもなることです.
一光先生より、さまざまな観点、医学上さらに哲学的倫理的などの観点から生命について深く掘り下げて教授いただき、先生の次女さんが大学で生物学を教えておられ、特別講師として、生物学の観点から生命を共に考え、派生した話題から臓器移植や免疫学、遺伝子のことなど多岐にわたる講義を受けました。今日も先生より激励を受けて、
お力パワーを頂いた衣笠塾でした。
次回は、延命措置について学ぶ予定です。
顧問の早川一光先生は、九十才を過ぎられて尚矍鑠とお元気であられ、全国各地への講演・ラジオのパーソナリティとしてご活躍、わらじ医者として皆さんから親しまれているお医者さんです。私達サーラの会のよき理解者でもあられ、「あんたら坊さん、もっと頑張れ」と叱咤激励を受けております。
先生の研究所で、私達、教えを受けながら研修をしております。
名付けて「衣笠塾」(一光先生命名)
9月28日正午より29日正午 二十四時間
今や、世界的な運動になった リレーフォーライフの運動ですが、この運動の趣旨は命をつなげるウォークラリー、すなわち歩を止めることなく
祝う(命あることへの感謝と喜び)
偲ぶ(がんで亡くなった方への追悼)
立ち向かう(がんにめげない)
私達、浄土真宗の若手僧侶とサーラの会有志で参加して、夜には、坊主BARと称して、語らいの場を設け、皆さんを励まし、心の声を聴く取り組みに参加しました。
みなさんから「坊さんがいるのはさすが京都」との声を掛けてもらいました。
この運動のシンボルカラーは、紫いろです、朝焼けの色だそうです。
28日夜、京都タワーも紫色のイルミネーションに染まりました
この運動のキャッチフレーズ ~朝の来ない夜はない~ を祈りつつ
http://www.rfl-kyoto.com/index2013.html (参照HP)
佐野泰典 記
当会会員の一人がが宇治市にある第二岡本総合病院の院内サロン『宇治やまぶきの会』に参加したことがご縁で、ぜひこちらでもということで、同じく京都府城陽市のがん患者サロン『つむぎ』への訪問が実現しました。皆さん厳しい闘病生活を送られていますが、コンフォードハンドでコミュニケーションをとりながら、くつろいだなかで、いろいろとお話を伺うことができました。
グループホームでの今月の活動です。冬至にちなんで「ぜんざい」を作り、みんなでいただきました。クリスマスはもと一陽来復の祝祭が起源ですので、今日の合唱はクリスマス・ソング。そしてコンフォートハンドでほっこりと。
ケンチン饂飩に秋の歌
十一月は、心も体も暖まるケンチン餡かけ饂飩を佐野さんが手作り!皆さん普段余り口にしない精進料理に喜んでいただけました。ケンチン汁は、中国の普茶料理が日本化したもの、鎌倉の建長寺汁がいつしかケンチン汁に。簡単に作れて野菜も沢山取れますのでこの時期うれしい一品です。おなかもふくれた所で、秋の歌を合唱!紅葉は、初トライでしたが輪唱も大成功。最近皆さん大分慣れてきてくださったのか、いい声にいい笑顔、癒されてしまいました。引き続き先月レベルアップしたコンフォートハンドをお披露目。沢山お話できるのも嬉しいですが、一番うれしいのがうとうと、心地よくなられること。まだまだ腕を磨いてまいります。そんなこんなで楽しいひと時はあっという間、来月はクリスマス特集をと約束を交わし帰路に着きました。 木原 拝
秋らしくなってきた10月23日の午後、会員7名が京都市上京区の法輪寺(達磨寺)に集まり、以前に講習を受けたコンフォートハンドのスキルアップをしました。講師の先生方がわざわざ関東から駆けつけて指導をしてくださいました。
コンフォートハンドは手の触れ合いを通した簡便なコミュニケーションの技法で、アロマオイルの使用によってリラクゼーション効果が増すことから、患者さんやお年寄りにたいへん喜ばれています。